GOLD 森本龍太郎 BLコミック
当初からオールバックの髪型と、ヴェルサーチのスーツといった格好(かつこう)を崩すことなく、定番の秘書スタイルとして周囲に浸透させている。「いらっしゃいませ」。三枝の中の何かが音をたてて壊れて、いっきに全身を得体の知れないものが駆けめぐった。凶器にもなりそうな分厚い辞典の中にも、今の僕の幸福感を表す言葉なんてないように思える。
ベッドに足を投げ出して、本を読んでいたカーディが、顔を上げずに呼んだ。まるでいまの俺の心、そのものだ。
「そんな声も美しい」。
鼻も高くて理知的だ。博雪の声には、必死な響きがあった。笑いを含んだ声に囁かれ、昭人は赤くなった。弾力が、とてもいい。社会人となって丸二年となり、二十四歳の誕生日を迎えてから、おおよそ一か月が過ぎていた。「僕のことはどうでもいいです。怪物の話、したかったんでしょ。すればいいじゃないですか」。通行人は皆関わりたくないらしく、そそくさと通り過ぎていく。
史朗の頭を両腕で抱えこみ、無理やり舌を捕まえて吸いついた。「おまえ、人に見られたら困るだろうが」。「そんなのいないよ。とにかく大晦日の夜に帰るから。父さんによろしく。じゃあね」。「……ああ、そんなに緊張しないでいい。最上階の客には、専用バトラーとメイドが付くんだ。彼らは私のスタッフのようなものなのだから、君が緊張するべき人達じゃない」。
ブラジルの格闘家が、柔道をベースにして作り上げた特異な柔術で、絞め技では世界一と言われているのがグレイシー柔術だ。なめらかな肌の感触を指先で味わう。「おやすみなさい…」。たしかに温かくて気持ちいいが、とても眠れそうにない。俺は洗いざらい白状した。トオルは間を置かずに答え、そしておかしそうな笑い声をたてた。
ボーイズラブ小説作品紹介
4歳で海辺の町へ越してきた頃から、青海にとっては幼馴染の勇作が世界のすべてだった。美しく成長した青海は、観光客も訪れる地元の勇壮な祭りで、名誉ある花形・稚児役に選ばれる。しかしその事で、青海にはある忌まわしい出来事が降りかかり、やがて青海は、勇作を置いて町を出て行ってしまう……。
タイトル:海に還ろう
著 者 名:剛しいら
レーベル:ダリアmix文庫
発 行 元:ごじらん堂本舗
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森本龍太郎の新関連情報
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