アラシリミックス 葵てるよし 少年愛小説
「ん…んんっ」。まるで美しいことを罪だと信じる、孤高の求道者のようだ。弾力が、とてもいい。柔らかい表情をしながら、王がソファの背もたれに腕を回し、三枝の肩を抱いた。空耳かと思ったが、誰かが無線で話している声だけがはっきりと聞こえてきた。咄嗟(とっさ)に顔を背けて、一旦は逃れたが、所詮(しょせん)は無駄な抵抗である。トオルは大きなため息とともに呆(あき)れた声を発し、仰(の)け反(ぞ)るようにして天井を見上げた。
妄想の中に登場する悠仁は、力強く抱きしめてくれるし、熱いキスもしてくれるが、それだけでは終わらない。そのごく近い距離で、恭一の顔をのぞき込んで。
身体の奥は、まだ鈍く痺れてはいたが、それほど痛みはない。
リールにとって、初めての官能的なキスだ。真崎ってヤツは旅先でも、手を繋いで歩きたがったカワイイヤツで、新婚旅行だなんて喜んでいたヤツで……だから真崎はこの記念日を、水入らずで過ごしたかっただけだったんだ。「座れ」。だからおおかたの場合、平日はほぼ同じ時間にベッドから起き出し、簡単な朝食を一緒(いつしよ)にすませてから、各々(おのおの)の時間に合わせ出勤している。
行ってくる……と、史朗が言った。儀式で供物を捧げる話をしていたから、そうした酒なのかもしれない。俺はそれを逃さないように、史朗の乾いた唇を隙間なく覆った。「いきなり入れたら痛いから、最初は指で馴らしてやるよ。だいぶ入った。奥の方は柔らかいんだな。だんだん、よくなってきただろ?快人……」。すこし痛いくらいだったが、それもすぐに快感へとすり替わってゆく。「レポート?」。
ボーイズラブ小説作品紹介
真崎史彦は容姿端麗、文武両道の何でもできちゃうパーフェクトな奴。そんな真崎が高校の入学式で、水澤倫章に一目惚れ。倫章はかわいい上に隙だらけで、ちょっかいをかけてくる奴はあとを絶たない。ついつい真崎の想いも友情を越えてヒートアップ!「こいつを誰にも渡したくない!!」恋の手ほどきを口実に、真崎の倫章へのラブレッスンは段々とエスカレートしていって……。シリーズ第1弾。
タイトル:いつもそこには愛がある
著 者 名:綺月陣
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:オークラ出版
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葵てるよしの新関連情報
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