コンサート事務局 柳沢超 BLコミック


「ふう……」。準備ならともかく、終わってしまった総会だ。

胃が収縮するような苛立ちを殺し、洋海は訊いた。笑う岡崎が憎かった。「風味が違うが、悪くなかった」。詳細はあとで話すけど、とにかく俺が言いたいのは、最近の真崎の態度の悪さだった。

「あの、今日は……」。

揺れ動く天界の、さらなる変動を予感させるべき神命が下った――昨日。「嘘だ。自分の子供にキスしない親なんていない」。旭には自分用の寝室がある。慶斗をベッドに座らせ、長森は壁際に詰めるよう手で指図した。新たな追っ手が、ついそこまで迫っている危険があった。そのまま引き寄せて、一気に唇を奪った。

視界がぼやけている。広瀬が何か言おうとし、しかしそれを拒絶するように実生は背を向けた。「いいから話してみろ」。年齢も背丈も二狼とほぼ互角だが、彼が纏(まと)う澄んだ空気は、一体なんだ、何様なのだ。

「自然にしゃべればいい。敬語の必要はない」。「なんていうか……ホント、バカで可愛くてたまんないな。セフィエスの弟にしとくの勿体無くなってきた」。殺された先の住人の残り物だなどとは言わずに、鎧は黙ってポットのスイッチを入れた。しかし、銀座二丁目の一角にある雑居ビルに間借りした、アルファ企画のグラフィック部の窓からは、色とりどりのネオンを目にすることはできるが、外の賑(にぎ)わいを感じられはしなかった。「リール様も仰いませんでしたよ」。痛みだけではない感覚が、時折だが背筋を上ってくる気がした。仕事納めまで残すところ二日となった今日は、朝からキーボード脇(わき)にディスクを積み上げ、次々に画面上で開いては、この一年間の仕事をチェックしつつ整理していた。


ボーイズラブ小説作品紹介


母の行方を探すため永石家にメイドとして潜入した綾也だが、長男の光一郎に男だとばれてしまい、Hなお仕置きをされて……!?

タイトル:ご主人様にはナイショ
著 者 名:神香うらら
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:フロンティアワークス

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